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イエスの言葉 ケセン語訳
著者:山浦玄嗣
出版社:文藝春秋
発行年:2011年
判型:新書版(110mm x 174 mm)
並製本 カラーカバー付 256頁
ISBN978-4166608-39-3
この商品には別途送料198円(税込)がかかります

 

<店主おすすめのポイント>
2011年3月11日の東日本大震災直後、多くのメディアが山浦さんの所に来て、決まってたずねたことがありました。
「神様はどうしてこんなにも悲惨な災害を引き起こし、人々を苦しめるのですか? 本当に神様はいるのですか?」という質問です。
でも,このような災害や戦争・飢饉など、悲惨な出来事は有史以来人類がいつも直面したことであり、今に始まったことではない。そのような世界の中に我々は有史以来生き続けています。イエスの時代も戦争や飢饉が絶えない時代でした。そのような中で、人は何に希望を見いだし明日に向かって生きていったらいいのか? 
この悩みは2千年経った今も変わらずに,私たち一人一人の中にあります。

大きな災害や戦争がない境遇の人であっても、日常の生活の中で私たちの悩みはつきることがありません。お釈迦様も「生老病死」という,人が根本的に持って生まれた悩みのことを説かれたと聞いています。現世に生きる私たちに悩みは尽きず、そして、私たちは必ず死ぬ運命の中で今を生きています。
この本は、2002年から2004年にかけてイー・ピックス社から出版された『ケセン語訳新約聖書:全四巻』を底本に、東日本大震災をくぐり抜けた山浦玄嗣氏がわかりやすく『ケセン語訳新約聖書』の中のイエスのことばを解説した本です。
大震災をくぐり抜けた我々だからこそ,しっかりと受けとめることができる。そんなことばが聖書にはたくさんあったのだと気づかされます。
※東日本大震災後に上智大学で行われたYouTubeでの講演ビデオを、以下で紹介しますこのビデオを見ると,より一層理解が深まるかと思います。

<帯のことばより>

初めてわかった! イエスが本当に伝えたかったこと
被災地の医師がふるさとの言葉で聖書を訳した
われわれの魂までは流されない

2022年3月11日。大津波が東北の太平洋岸を襲い、万をもって数える人びとが亡くなったり行方不明になりました。わたしのふるさと(岩手県気仙地方)も甚大な被害を受け、陸前高田市は市街の全域が壊滅し、大船渡市も市街地の半分が流されました。・・・・
でも、われわれの魂までは流されません。日本中のふるさとの仲間にイエスのことばをつたえようという望みはひとときも消えることはありません。

<著者プロフィール>
1940年、東京市大森区山王生まれ。
生後すぐ母方の故郷岩手県に移住し、大船渡市で育つ。故郷の大船渡市・陸前高田市・住田町・釜石市唐丹町(旧気仙郡)一円に生きている言葉「ケセン語」を体系化し、文法書『ケセン語入門』(共和印刷)や辞典『ケセン語大辞典(上・下)』(無明舎)を編纂。さらには、気仙の人々の心に届くようにと地元の言葉で四福音書を翻訳し『ケセン語訳新約聖書』(イー・ピックス)を出版。『ケセン語訳新約聖書』は2004年4月、特別謁見のなかで教皇ヨハネ・パウロ�世に献呈された。
東日本大震災直後の2011年10月には『ガリラヤのイェシュー:日本語訳新約聖書四福音書』を著し、「2012年キリスト教本屋大賞」を受賞。2013年2月には、教皇ベネディクト16世より「バチカン有功十字勲章」を授与された。2014年11月には『ナツェラットの男』(ぷねうま舎)で「第24回ドゥマゴ文学賞」を受章。2016年12月には『ホルケウ英雄伝』(上・下巻)がKADOKAWAから出版された。
郷土の歴史や文化への造詣も深く、詩集『ケセンの詩』(共和印刷)『ヒタカミ黄金伝説』(共和印刷)などの著作がある。
医師・言語学者・詩人・物語作家。

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