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地熱地質調査と生産井掘削ターゲット
2,160円(税160円)
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地熱地質調査と生産井掘削ターゲット
著者:佐藤 浩・伊藤成輝・佃 十宏
出版社:イー・ピックス
発行年:2019年5月
判型:A5判
頁数:158頁
並製本・カラーカバー付
装幀:MalpuDesign(佐野佳子・宮崎萌美)
ISBN978-4-901602-67-9
別途送料210円(税別)がかかります
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<店主おすすめのポイント>
著者の一人佐藤 浩(さとう こう)さんは地熱エネルギー分野では国内でも有数なエキスパートの一人です。
日本各地にある有望な候補地の中から地熱エネルギーを取り出して利用するというのは、一つとして同じ条件のない自然相手ということもあり、机上の理論よりも実地の経験がものを言うのだと思います。
その経験を後進にしっかりと残して日本の地熱エネルギー開発に貢献したいというのが佐藤氏の本出版の動機だと聞きました。
わたしなどは複雑な数式を見て頭を痛くしながら校正を見たのですが、きっとその道を学ぼうとする方々には、その数式が輝いて見えるのだろうなと想像しながら本づくりをした次第です。

内容紹介
 2011年の福島第一原子力発電所事故以来,再び地熱開発が盛んになっている。しかし,地熱開発の最大の問題は,高額な投資をして掘削した坑井が不成功に終ってしまうことである。掘削を成功させるためには掘削ターゲット選定が重要であり,その前段の地熱地質調査が欠かせない。
 本書では,国内外で100坑井以上の地熱井掘削に携わった佐藤浩(元・日本重化学工業取締役)が,50年の実務経験に基づき,生産井掘削ターゲット設定の考え方を余すことなく示している。地熱関連の実務者のみならず,再生可能エネルギーに興味を持つ一般・学生の読者にも手に取っていただきたい一冊である。

目次
第1章 断裂と透水性について
第2章 地熱井の少ない地域での地熱地質調査と掘削ターゲット
第3章 地熱井(調査井)がある地域での地熱地質調査と掘削ターゲット
第4章 kh=10^-12m^3以上の地域の代表的な事例

著者略歴
●佐藤 浩(さとう こう):1965年東北大学教育学部卒業(地学専攻),1969年日本重化学工業入社,松川・葛根田・森地熱発電所の調査・開発に従事,1980年理学博士(東北大学),1999年同社取締役,2001年退社,技術士(応用理学/地質,建設/道路),日本地熱学会論文賞(1984),日本鉱山地質学会賞(1989),日本鉱業協会賞(1995)
●伊藤成輝(いとう なりみつ):1996年北海道大学大学院修了(資源開発工学専攻),株式会社ニュージェック入社,2004年産業技術総合研究所に出向(地下水研究),2010年ベルリン工科大学客員研究員(地下水地質学),2012年ニュージェック復職,東北・九州・ミャンマー・インドネシアの地熱調査に従事,技術士(応用理学部門/地質,資源工学部門/流体資源の開発及び生産,建設部門/トンネル・電力土木,総合技術管理部門/建設),資源・素材学会ポスター論文賞(2001)
●佃 十宏(つくだ かずひろ):2004年京都大学大学院修了(資源工学専攻),2009年株式会社ニュージェック入社,東北・九州・ミャンマー・インドネシアの地熱調査に従事,技術士(資源工学部門/流体資源の開発及び生産)