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奇跡の海三陸
〜めぐる命と浜物語〜

発行:気仙の水産情報誌制作委員会
企画出版:イー・ピックス
発行年:2008年
判型:A4判
並製本・全カラー・80頁
ISBN978-4-901602-21-1
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<店主おすすめのポイント>
私は昭和56年、生まれ故郷の大船渡に帰ってきた。帰るなり地元の人たちは「大船渡はなにもないところだがらね」と言う。たしかに大船渡には大きなショッピングセンターもないしこれといったレジャー施設があるわけでもない。でも、目の前には世界三大漁場と言われる海があり、私たちはそこで獲れる魚や魚貝やワカメなど毎日食べているではないか。当たり前のように食べているその恵みの実感がないのだ。
この地はよく「リアス式海岸」と呼ばれる。山・川、そして里や海。これらがぎゅっと詰まった風土の中でかつては豊かな縄文文化が栄え、いまもその実感はないものの、毎日自然の恵みを頂いている。私は大船渡に30年以上住み続け、いつか、この風土を1冊の本にしてみたいと思っていた。その思いが結実しできた本がこの本である。

「世界三大漁場」と言われる三陸の海。そのことを地元の漁師達は「おらほの海は宝箱のようなもんだ」といい、「太平洋銀行」ともいう。それほどまでに豊かな海の秘密とは何なのだろうか? 他の海とは何が違うのだろうか? この本はそれを解き明かしてくれる。
海流や地形、そしてそこに住む人々。それらすべてが三陸の風土を形成し、豊かな海の豊かな命を育んでいる。
一匹の魚さえもその風土に育まれた命なのだという事に気づいたとき、私たちは縄文人のように、その命に対する最大の敬意と感謝を持って、その命を食するのではないだろうか。
この本は、21世紀の初頭に日本が、あるいは世界が抱えている命や自然、そして食の問題に対し多くの示唆を与えると考えている。

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